ドラム式洗濯機の乾燥ってすごく便利じゃないですか?
いつも数十分かけて洗濯物を干さなければいけないところを、ボタンをポチッと押すだけでこの作業がいらなくなります。なんと素晴らしい!!
まさに最強の時短家電と言えますよね!
ですが、長く使っていると、こんな困った思いをしたことはありませんか?
- 乾燥しても、生乾きだし、いやな臭いがする!
- 洗濯・乾燥にしたはずなのに乾いていない!
- ドラム式洗濯機で乾燥しているけど、いつまでたっても終わらない!
これらの症状は、つい先日我が家の洗濯機に起こった症状になります…。
我が家では、冬の間はほとんど毎日、洗濯・乾燥で洗濯機を回しています。理由は簡単、干しても乾かないんですよね。乾かそうと思うと3日位干しておく必要があります。(乾いたというか干からびたという状態になりますが)
それでも小学生の息子(弟)の服だけは毎日洗わないと、とても学校に着ていけません。
なのに乾かない!!乾いていないので、もう一度、乾燥だけで洗濯機を回しても乾かない!!
もう、ほんとになんなんだよ…。
我が家の洗濯機は2013年に買ったパナソニックのNA-VX3100Rというモデルになります。
約9年ほど使っていることになるので、寿命かもと思いながらも、いま壊れてもらうのは困る!
そんな思いから、なんとか直してみようと、原因と思われる場所をメンテしました。
業者に修理を依頼することも考えたのですが、時間は夜の8時…。修理依頼は一旦は保留として、まずは自分できることをやって見ることにしたんです。
というわけで、今回は我が家のドラム式洗濯機が「まったく乾かない状態から、しっかりと乾燥できるまで」についてお伝えします。同じように困っている人の助けになれば!
目次
生乾きと嫌な臭いの源は排水フィルター?
まずは、ドラム式洗濯機の説明書にも書いてあると通り、排水フィルターを見てみます。
実体験ですが、ここが汚れていると排水がうまく出来ず、洗濯・乾燥に時間がかかったり、生乾きや嫌な臭いがしてくるようになるんです!
場所は洗濯機の表の左下に小さな扉があり、そこを開けると排水フィルターが収まっています。
取り出すときの注意ですが、必ず脱水をした後、可能なら乾燥をした後に取り出すようにしてください!
洗濯機内に水が溜まっている状態で排水フィルターを取り出すと、洗濯機内の水がすべてここから吹き出してきます。
一度やらかしまして、回りが水びたしになったことがあるので、本当に注意です!
どうしてもやらざるを得ないときは、排水フィルターの取り出し口の回りをタオルなどで覆ってから取り出すようにしましょう。(安全を見るなら、排水フィルターを取り出すときは常にタオルを用意しておくほうがよいです)
そうして取り出した排水フィルターがこちらです。
多少きれいにしてから写真を取っていますが、元々ほとんどゴミがない状態でした。
つまり、今回の乾かない原因は排水フィルターではない!ということです。
大体2週間に1回くらいは掃除しているので、原因ではないだろうなあと思いながらも一応確認した結果、やっぱり違っていたということなので、まずは一安心です。
排水フィルターのオススメの掃除方法
少し横道にそれますが、この排水フィルター、掃除をしていないと、むっちゃ汚くなります。
洗濯時の排水を受けるので、排水に混じったゴミやホコリ、髪の毛が山のように付いているんですよね。正直触りたくも見たくもないレベルです。
これらのゴミは水やシャワーなどで落ちるのですが、ゴミは散らばるし、洗った場所の排水口に貯まるし、面倒なことこの上ありません。
なので、私はいつも、排水フィルターにシンク用の排水溝ネットをかぶせて掃除をしています。ネットがゴミをキャッチしてくれるので、このネットを捨てるだけで済みます。
ゴミが散らばったりすることもないので、かなり掃除の手間が省けますよ。ぜひ試してみてください!
乾燥フィルターも怪しい!乾かない原因はここ?
次に説明書にも書いてある乾燥フィルターを疑います。
この部分ですね。
ここも乾燥を行うたびに、軽くではありますが掃除をしています。取り出して確認してみると、
汚いと言えば汚いですが、そこまでではない気がします。軽くウェットティッシュで拭くくらいで完了です。
また、乾燥フィルターの奥にあるフィルターも確認しましたがそこまでではありません。
こちらも、軽くウェットティッシュで拭くくらいで完了です。
乾燥フィルターと奥のフィルターも乾かない原因ではなさそうです。
乾燥フィルターまでの温風が流れる通路もホコリが!
乾燥をしているときの温風は洗濯槽から乾燥フィルターまでの通路を流れます。
その通路がこちらです。
先程の乾燥フィルターを取り外したところにある穴です。
めっちゃほこりたまっているやんけ…。
ただ、真ん中の2本の柱が邪魔で手が入らない!!
思わず、この2本を切ってしまおうかとも思ったのですが、さすがに思いとどまりました。
手が届く範囲でなんとかきれいにしていきます。
そして、きれいにしている間に、それなりに通路としては成り立っていることに気が付きました。
この中はホースぽいなにかが付いているようなのですが、通路自体はちゃんと開けているんです。
温風の通路なので、もし洗濯物が乾いていない場合は、通路内に湿ったホコリがこびりつくはずです。ですが、通路にはしっかりと乾いたホコリがこびり付いていることからも、ここが乾かない原因というわけではなさそうです。
なので、ある程度きれいにしてここも完了としました。
これでメンテができそうな場所は最後となります。
ただ、違う!これではまた乾かない!!と私の直感が告げています。(今までに見てきたところが、それほどだったのが主な判断材料です。)
奥のフィルターのさらに奥に乾かない原因があるかも?
ここまでやって、また乾かないのは嫌なので、最後の悪あがきをしてみます。
それは、乾燥フィルターの奥にあるフィルターを取り外す!です。
この奥のフィルターって表側(見える側)はそれなりに掃除をしているのですが、裏側はしたことがありません。ようは裏側が詰まっているんじゃないのか?と思ったわけです。
奥のフィルターを外す!
ですが、奥のフィルターは他のフィルターのようには取れません。マイナスドライバーを突っ込んで、フィルターを引っ張り出そうとしたのですが、固定されているんです!
固定はネジ2本みたいなので、外します。
そして、もう一度マイナスドライバーを突っ込んで引っ張り出します。(優しくドライバーを押し込んで、てこのようにひねると外れます)
そうして、外れた奥のフィルターの裏がコレです。
少し汚い?といったレベル。正直に言えば、これで乾かなくなるとは思えません。
と思っていると、ヤツが姿を現したんです。
奥のフィルターの先にあるフィン!すべての原因はコレ!
エアコンの掃除などで見るようなフィンが奥のフィルターの先にありました。
ちょっと触ってみると
ベッタベタ!さらに濡れたホコリがフィンに大量に挟まっている!
絶対ココやん!と逆に嬉しくなってしまいましたよ。
エアコンと同じでフィンの間にゴミが詰まり、温風が流れない=乾かないとなっていたようです。
フィンは曲げると故障の原因になってしまいます。ですのでティッシュを使い、優しく、少しずつホコリと水分を取り除いていきました。(柔らかい歯ブラシなどあれば、そちらを使ったほうが良いと思います)
また、右上に黒い突起が出ています。これにもホコリがこびりついていたので、ティッシュで拭き取っておきました。
たぶんですが、温度センサーじゃないかなと思っています。
乾燥中あまり温かくなっている感じがなくて、センサーが壊れたのか?とも思ったのですが、
- フィンまでは温風が流れるけど、フィンは詰まっていて温風が滞留する。
- そうするとフィンの前の温度は上がる。
- フィンの前の温度センサーは温風が流れてきているね!これ以上温かくする必要はないよ!と指示をだす。
- 温風の温度が上がらないので、乾きにくくなる。
となっていたのではないかと考えるとつじつまがあいます。(嫌な臭いもこの濡れたホコリが原因だったのだと思います)
そう、ついに根源を見つけ、改善することができた(はず?)のです!!
フィンのホコリを取り除いた結果
これらのことをやった後、息子(弟)の体操服を洗濯機に入れ、洗濯・乾燥でスイッチオン!!
その日は就寝することにしました。
そして、朝、早めに起きて洗濯物が乾いているかを確認しにいきます。もし乾いてなかったらすぐに近くのコインランドリーへGO!です。
神様に祈りながら、洗濯・乾燥を終えた洗濯物を確認すると、
あったかい!!乾いている!!
神は私を見捨ててなかったようです。
感動のあまり、二度寝することにしました笑
まとめ
ドラム式洗濯機でカラッと乾いた洗濯物を持ったとき、感動しました。今まで当たり前過ぎてなんとも思わなかったのですが、あたたかい洗濯物っていいですね。
今回、乾かなくなった原因を探りながらホコリの除去をしてきました。行った内容はこのようになります。
- 排水フィルターの掃除
- 乾燥フィルターの掃除
- 乾燥フィルターの奥のフィルターの掃除(表)
- 温風の通路の掃除
- 乾燥フィルターの奥のフィルターの掃除(裏)
- フィンの掃除
私はフィンの掃除をすることで「乾かない!」が改善しましたが、他の内容でも同様なことは起こりえますので、確認する際は一つ一つ見ていったほうがよいです。
また、型番が違っても、同様な構造をしている洗濯機なら同じようなことが起こりえます。もし、洗濯物が乾かない!となったら、ぜひ参考にしてください。
最後に、自分でやるのは…という場合はメーカーのお問い合わせから修理をお願いするのも良いと思います。保証期間内なら無料でできるはずです!(すぐ対応というわけではないので、その点は注意してください)
直って本当によかった!!
今回は以上です。